出題範囲と出題数の傾向を把握しておくことは、科目毎の勉強の比重を決める大事な情報です。ある模擬試験のデータをお示しします。
まずは科目毎の出題数を見てみましょう。

ある年の国家試験の科目別出題数のグラフです。
臨床歯科医学、基礎医学、社会福祉・教育、言語聴覚障害総論が4~7題と少なくそれ以外は20題以上出題されています。基礎医学・総論の4科目を除けばほぼ差がない問題数ですね。
次はもう少し細かく基礎科目・専門科目に分けて出題数を見てみましょう。
基礎科目
専門科目

このデータで一番大事なことは、
やたら科目数が多い基礎科目に比べて、専門科目は1科目あたりの出題数がとてもとても多いということです。つまり、専門科目のほうが圧倒的に得点を伸ばしやすいのです
更に、他の記事で述べますが、専門科目の1科目内の出題範囲は基礎科目に比べて狭いのです。
過去問をやったことある方は感じていると思いますが、毎年毎年同じことを聞いてくるのです。
内科疾患を一つ覚えるより、失語症の特徴を覚えることが優先順位は高いです。
合格安全圏の到達には専門科目の攻略は必須なのです。